うまかっちゃんの濃厚新味はもはや別物!通常版と食べ比べた感想

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九州言うたら「うまかっちゃん」ですが、最近、うまかっちゃん販売元のハウス食品うまかっちゃんの様々なバージョンを販売しています。

 

そして最近「濃厚新味」なるものが発売され、スーパーでも目立つようになってきたので、食べ比べをしてみました。うまいのかな、ほんとに。

普通のうまかっちゃんと「濃厚新味」は作り方が違う

まず通常のうまかっちゃんの作り方を確認してみましょう。

うまかっちゃん パッケージ裏面

普通のうまかっちゃんの作り方

ここでは鍋で一度に作っちゃう方法が書かれていますね。

僕は基本的に丼ぶりにスープを入れて湯で溶かし、麺は別途茹でて湯切りします。同じように作る方も多いんじゃないでしょうか。

 

また、3分も茹でると食べるころには伸びちゃうので、2分茹でたか茹でないかくらいで、もう茹でるのは止めちゃいますね~。皆さんはどうでしょうか。

 

一方、うまかっちゃん濃厚新味の作り方はどうなっているでしょうか。

 

うまかっちゃん濃厚新味 パッケージ裏面 作り方

うまかっちゃん濃厚新味の作り方

最も違うのは麺の茹で時間が3分から90秒になっている点です。

確かに通常のうまかっちゃんと麺の太さを比べてみると、明らかに違うのがわかります。

左:通常うまかっちゃん 右:濃厚新味

左の麺が通常版のうまかっちゃんで、右の麺が濃厚新味のうまかっちゃんです。麺が細くなっているのがわかるでしょうか。

 

90秒で茹であがるだけあって、かなりシャープな細麺に仕上がっています。

うまかっちゃん濃厚新味のコンセプト

うまかっちゃん濃厚新味のコンセプトが裏面に記載されていました。通常のうまかっちゃんスープの濃厚さ麺の細さ・かたさが違うということです。

実際に食べて確認してみましょう。

うまかっちゃん通常版と濃厚新味を同時に作る

今回はパッケージに記されている正規の作り方でつくって、味の違いを確認したいと思います。

ちゃんと規定の水の量を計って入れます。こんなことしたの初めてだ。

沸騰させていきましょう。

キッチンタイマーうまかっちゃん通常版の茹で時間、3分にセッティング。

残り90秒になったら、濃厚新味の麺を投入し、同時に2杯完成させますよ。

沸騰してきたので、うまかっちゃん通常版を鍋に投入!

すかさずキッチンタイマーをスタート。

90秒後にもう片方の鍋に濃厚新味を投入します。

あまりに得るものがなく没にしたスープ粉末比較…

ちょっと遅れてしまうと正しいレビューができなくなってしまう。

ナゾの緊張感とともに、90秒を過ごします。

さあ、残り1分半になろうとしています!

濃厚新味の麺も投入しましょう!!

90秒というからすぐにふやけるだろうと思い、30秒程度で麺をほぐそうとしましたが、意外とまだほぐせませんでした。

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残り30秒になって、もう一度濃厚新味の麺ほぐしにチャレンジ。

1分ほど経過しないと麺はほぐせないみたいですね。

そして、ほぐしているうちに茹で時間終了。

大急ぎでスープを入れて、完成です。

ちなみに最後に入れる調味油の袋に違いがありました。

左:通常うまかっちゃん 右:濃厚新味

通常のうまかっちゃん「温度により分離する」という注意書きがありますが、濃厚新味は「温度により固まる」と書かれています。このあたりが濃厚の所以なのかもしれませんね。

うまかっちゃん濃厚新味の食べ比べた感想・レビュー

それでは実際に食べ比べてみましょう。

うまかっちゃん

まずは通常のうまかっちゃんです。おなじみのルックス。

麺にはツヤがありツルツルしていて、インスタントラーメンらしいフワフワの麺。

スープはあっさりとしていて、調味油が味を支えています。飽きない美味しさです。

 

そして、濃厚新味。

通常のうまかっちゃんよりも使う水の量が50ml少ないため、スープから麺が多く顔を出していますね。

通常のうまかっちゃんほど、麺にツヤはなく、表面はマットなイメージ。実際に食べてみると、麺はかなり歯ごたえがあり、袋麺らしくない仕上がりです。

最近、カップラーメンの博多ラーメンで細麺でシコシコした麺のものが販売されていますが、それと似た食感ですね。うまっちゃんらしさはないものの、博多ラーメンっぽくておいしいです。

 

スープはうまかっちゃんより豚骨の香りが濃く、若干どろっとしています。しかし、これは油によるものではありません。

うまかっちゃん濃厚新味の原材料

この中の添付調味料の枠に注目してほしいのですが「でんぷん」が含まれています。通常のうまかっちゃんにも「でんぷん」は入っていますが、それは麺の中です。

これは添付調味料=スープの材料なので、スープのこってり感を増すために「でんぷん」が使用されているのではないでしょうか。
また「増粘剤(キサンタンガム)」も入っており、こちらもスープのこってり感の演出に一役買っているものと思われます。

 

そのため、うまかっちゃん濃厚新味は食感こそこってりしていますが、脂っぽくはありません。

うまかっちゃん濃厚新味は好みが分かれそう

うまかっちゃん濃厚新味はこれまでのうまかっちゃんとは別物だと思います。

普通なら「うまかっちゃん」として、販売しないんじゃないかな…と思いました。

 

確かに本場の博多ラーメンに近いのは濃厚新味なのでしょうが、うまかっちゃんに「うまかっちゃん」を求める人には「これじゃない」感を感じてしまうような気がします。

僕は「博多ラーメン」と「うまかっちゃん」は別の料理だと思っており、「ラーメンが食べたいけど、うまかっちゃんで我慢するか」とはなりません。

 

うまかっちゃんが食べたいときは、うまかっちゃんが食べたいときだけなのです。

 

共感できない人も多いかもですが、確実にこの層は多いと思います。

…ちなみに僕は次に買うときは通常のうまかっちゃんを5パック買おうと思います。濃厚新味もおいしいんだけどね。通常のうまかっちゃん、強い…。